「犬用ドライフード」は他のドッグフードと比べ、コスパや保存性に優れたフードです。しかし市販されているドッグフードの中でも最もポピュラーなことから、その種類は膨大で

「安いものを選んでも大丈夫？」

「食いつきが良いものはどのフード？」

と、どれを選んでいいのか悩んでしまいますよね。

そこでこの記事では、ドライフードの特徴や与えるメリット・デメリットを始め、選び方や編集部が厳選したおすすめドライフード15選をご紹介します。愛犬が喜んで食べてくれるドライフードを見つけましょう。

犬用ドライフードとは？

「犬用ドライフード」は水分含有量が約10%とかなり水分が少ないフードです。一粒一粒に栄養素がぎゅっと凝縮されています。少量でも愛犬に必要な栄養が補えます。

硬めの粒はカリカリとした食感で噛みごたえも十分。愛犬もしっかり満足してくれます。

また、水分が少ないので開封後も腐りにくく変性しにくい保存性抜群なドッグフードです。

犬用ドライフードの選び方

種類の多い犬用ドライフードはどんな選び方をするのがいいでしょうか。ここではドライフードの選び方を詳しく解説します。愛犬にとって最適なフードを選んでくださいね。

安全性の高い原材料かどうかチェック

犬用ドライフードは鶏肉や牛肉などを使用しているものが定番ですが、他にもラムや馬肉、鹿肉など種類はさまざま。

 穀物アレルギーのある愛犬にはグレインフリーのものをチョイスしましょう。最近では穀物不使用なフードも多く出ています。ヒューマングレードの原材料が使われているかを確認するのもおすすめです。人間が食べられる原材料が使われているとわかれば安心して愛犬にも与えられますよね。

 チキンや牛肉、魚など愛犬の好みにあった原材料を使用しているかもチェックしましょう。「高品質なフードなのに全然食べなかった…」などということが少なくなります。

 また、食品添加物は絶対に避けなければならない成分ではありません。フードによっては着色料や保存料などが添加されていますが、一般的に流通されているドライフードなら問題ないでしょう。

愛犬のライフステージに合わせる

犬用ドライフードは愛犬の年齢に合わせて販売されています。子犬用、成犬用、シニア用などそれぞれに重要な栄養素が違うので、愛犬のライフステージに応じたフードを選ぶことが大切です。

 子犬期（小型犬約1歳、大型犬約1歳半）は成犬への健やかな成長をサポートする栄養素がたっぷり入った子犬用（パピー用）を選びましょう。子犬はまだ消化器官が未発達なので消化のよいフードになっています。

 成長が落ち着いてくる成犬期には健康維持のため成犬用フードを選びましょう。高カロリーな子犬用をずっと与えていると肥満体型になってしまい、さまざまな病気の引き金になってしまうことも。カロリーコントロールの面も含めて、成犬用を与えましょう。

 シニア犬は消化機能や代謝が衰えてきます。そのためシニア用フードは低カロリーで栄養価が高めのものが多いです。また、体の衰えが気になってくるころにぴったりな、関節ケア成分や骨を強くする成分が含まれているものもあります。

 愛犬のライフステージによって、適した栄養素やカロリー設計のものを選んであげましょう。

粒のサイズは体の大きさに合わせる

犬用ドライフードはぎゅっと硬い食感が特長のフードです。愛犬の体の大きさに合わせたフードの粒サイズを選んであげると食べやすくなります。

 口や歯が小さい小型犬には粒の小さいタイプを与えましょう。粒が大きいと食べにくく、よく噛まずに飲み込んで消化不良を起こすこともあります。

 口の大きな大型犬には粒の大きなタイプを選ぶようにしましょう。食欲旺盛な子に小粒タイプを与えると早食いや丸飲みの原因となってしまい吐き戻してしまうことも。

 粒の大きさだけでなく形も丸いものから平らなものまでさまざまな種類があるので、愛犬の食事の様子を観察し好みを見極めてあげてくださいね。

 もし、適切な粒サイズのフードを与えても子犬やシニア犬がドライフードを食べにくそうにしている時には、お湯やミルクでふやかしてあげましょう。

※本記事で紹介するドッグフードは、インターネット上での調査をもとに編集部が選出したものです（商品掲載内容において、獣医師による監修は実施しておりません）。

犬用ドライフードのおすすめ15選

適切な選び方がわかったところでおすすめの犬用ドライフードを15選紹介します。それぞれの特徴を比較しながら、愛犬が好きそうなものを選んであげてくださいね。

おすすめ犬用ドライフード比較一覧表

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ポンポンデリ

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ポンポンデリの口コミ・評判

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犬猫生活

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 犬猫生活 ドッグフードの口コミ・評判

GOWAN ドッグフード

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犬用ドライフードのメリットとは？

犬用ドライフードは食事の手間がかからないので忙しい飼い主さんにとって魅力的なフード。メリットを改めて紹介します。

少量で必要な栄養素とエネルギーを補給できる

犬用ドライフードはウェットフードなどに比べ、水分がとても少ないのが特長のひとつ。そのため、グラムあたりの栄養価が一番高いフードです。

総合栄養食として販売されているものがほとんどなので、単体であげても十分な栄養が摂れます。パッケージからお皿に移すだけなのでお腹を減らした愛犬にすぐ与えられるのも便利ですね。

少量でも愛犬の毎日の食事を栄養面でサポートしてくれます。食の細い子でも安心して与えられますね。

適度な硬さで愛犬の噛む力を助ける

水分含有量の少ない犬用ドライフードは通称「カリカリ」と呼ばれるほど硬めのフードで歯応えもばっちり。奥歯でドライフードをしっかりと噛みしめることができるので、愛犬のあご周りの筋肉を刺激し、噛む力をサポートしてくれます。

年齢を重ねるごとに衰えがちな咀嚼力を、毎日の食事で手軽に鍛えられるので愛犬にとっても嬉しいフードです。

また、硬めのフードは食べている最中に歯石の原因となる歯垢も落としてくれ歯の健康維持にも役立ちます。もちろんこれだけではケアは不十分なので歯磨きも行ってくださいね。

劣化が遅いので保存性に優れている

犬用ドライフードは保存性に優れていて飼い主にとっても扱いやすいのが魅力のフードです。熱加工後、水分を飛ばすように乾燥させているのでウェットフードに比べて開封後の賞味期限が長いです。フードの傷みや劣化も遅いため長期保管しやすくなっています。

しかし、劣化しにくいとはいえ、ずさんな保管方法ではせっかくのフードが変性したり、虫がついたり、カビが生えてしまうことも。開封後はパッケージの口をしっかりと閉じ、冷暗所で保存しましょう。

犬用ドライフードのデメリットや注意点

愛犬へ与えるメリットが多い犬用ドライフードですが、もちろんデメリットや注意点もあります。ここでは愛犬へのデメリットや与える際の注意点を詳しく解説します。

水分量が少ないので愛犬の水分補給が必要

犬用ドライフードは水分含有量が少ないので腐りにくいなどのメリットはありますが、愛犬に与える際には水分補給をしっかりさせてあげなくてはいけません。特に食事をドライフードだけで与えている場合は、より気をつけてあげたいポイントです。

 いつでも新鮮な水が飲めるようにしておきましょう。こまめに取り換えるのも大切です。

 しっかり水分を取って欲しい時はウェットフードを混ぜるか、水を混ぜてふやかしてみるのもおすすめです。

嗜好性が高くないので愛犬が飽きやすい

ウェットフードなど肉類が多く香りが強いフードに比べるとどうしても風味が劣ってしまう犬用ドライフード。風味だけでなく肉のような食感も弱いため、嗜好性が低くなり愛犬によってはすぐに飽きてしまい食べなくなってしまうこともあります。

どうも食いつきが悪いなと感じた時にはウェットフードやトッピングを混ぜてみたり、匂いが強めのドライフードに切り替えるなど試行錯誤が必要です。

愛犬が美味しく感じられるフードを選んであげたいですね。

犬用ドライフードのライフステージごとの与え方

総合栄養食のドッグフードには対応するライフステージが記載されています。愛犬の年齢や健康状態に合わせて選んでください。

子犬期の食事のポイント

子犬期は体の組織が発達する時期で今後の健康を左右するとても大切な時期です。体が小さく消化器官もまだ未発達な子犬期は一度に食べられる量が少ないので、少量でも効率よくエネルギー摂取できる「子犬用フード」を与えてあげてください。

離乳期が終わりドライフードを与え始める際、食べにくそうにしている時にはふやかして食べやすくしてあげてください。

あごがしっかり発達してきたらそのままドライフードを与えても大丈夫。愛犬の様子をしっかり観察しましょう。

成犬期の食事のポイント

成犬期は1日2〜3回、朝晩の食事が基本です。この時期の愛犬にはタンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が必要です。まんべんなく摂取できるように栄養素のバランスが取れた「成犬用フード」を与えましょう。

与える量はパッケージに記載されている体重から割り出された適正量を参考にしてください。

 大体5～7歳頃から運動量が減り代謝が少しずつ衰えていくので愛犬の様子に合わせたフードに切り替えるなど工夫が必要です。

シニア期の食事のポイント

高齢期になると少しずつ日中の活動時間が減り寝ていることが増え、運動不足と内臓機能の低下から便秘や消化不良などの症状が出てきます。低カロリー、高齢犬に不足しがちな栄養素、体の機能をサポートする成分などが入った「高齢犬用フード」を与えましょう。

高齢期も成犬期と変わらず1日2～3回の食事が基本です。しかしフードを残したり、体型に変化が出たりなど愛犬の様子がいつもと違う場合には、1回の食事量を減らして1日3～4回に分けて与えてみてください。

 犬用ドライフードに関するよくある質問

ドライフードを急に食べなくなった時の対処法は？

嗜好性の低いドライフードを突然嫌がってしまう愛犬もいます。フードは温めると香りが強くなるので、お湯でふやかしたり電子レンジで軽く温めてみると食いつきがアップするかもしれません。是非試してみてください。

犬用ドライフードの保存期間は？

ドライフードはパッケージを開封したその瞬間から空気に触れ酸化が始まっていきます。食べ切りたい目安は約1ヶ月。常温の冷暗所に保存します。できるだけ新鮮な状態で与えたい場合には小分けになっているものを選んでください。

食べ残しは捨てるべき？

一度与えて愛犬が食べ残した分は廃棄してしまいましょう。愛犬の唾液が付着すると雑菌が繁殖し劣化が進んでいきます。ドライフードは空気に触れ酸化することでも劣化していくので、たとえ愛犬が口をつけていなくてもそのまま放置するのはNGです。

犬用ドライフードのまとめ

この記事では、編集部がおすすめする犬用ドライフードを15選ご紹介しました。

毎日与えるドッグフードは愛犬の健康を左右し、愛犬との暮らしに欠かすことができない大切なもの。愛犬のライフステージに合わせて最適なドライフードを選んであげたいですね。

今回ご紹介した中で気になるドライフードがあったら、是非公式サイトをチェックしてみてください。